脱力ソロジー | 日記 | 顔に出るのは性格だけではない

　井戸端会議の中で、「あの人、顔に性格出てるよね」という
言葉は、多くの方が幾度となく耳にした事があるはずです。
多分、ほぼ悪口の中だとは思いますが…。実際、その言葉
通りで、陰湿な人は、表情がどこかゆがんだ様な印象を受け
ますし、行動が軽々しい人は、その顔を見る度、風見鶏が頭
に思い浮かんだりします。でも時には、子供に怖がられる位
の人相の悪さなのに、意外と親切だったりする場合もあります
が、おおかた、内面は表にあらわれていると捉えていいと思い
ます。


　ですが、顔に出ているのは、内面だけではありません。実は、
内臓の状態までもが顔に出ているのです。というのは、漢方や
薬膳の世界には、「顔は内臓の鏡」という言葉があります。内臓
は、身体の中にあるものなので、透視能力でもない限り、直に
見ることはできませんが、顔色やシミ・シワ・吹き出物等でその
状況が見てとれるとされています。わかりやすい例をあげると、
赤ちゃんや子供は、内臓が新しく、ツルンとしたきれいな肌をして
いますが、大人になると、甘いものや油もの、煙草や酒等の摂取
状況により、顔が鉛色になったり、大きなシミが出来たり、肌が
ザラついてきたりします。子供時代は、皆、ほぼ違いがなくても、
ある程度年をとると、生活習慣に雲泥の差が出てくるので、それが
肌にも表れてくることになります。遺伝や体質等での皮膚の不調
を除けば、今顔に出ている肌トラブルは、これまでの生活習慣
の蓄積が出ているので、内臓の成績表と言ってもよいと思います。


　女性は特に、皮膚のトラブルには敏感です。化粧品で一生懸命
なんとかしようと努力する方も多いですが、「顔は内臓の鏡」という
概念からすると、やはり、普段の生活、特に食生活を整えることが
先決です。自分がこれまで見てきた中では、食事に気を配っている
人の肌キレイ率は、高いです。一度不調を抱えてしまったら元に
戻らない訳ではなく、いつからでも改善の余地はあります。ただ、
始めるか始めないかだけの差です。


　「一年の計は元旦にあり」で、今はちょうど、一年の目標を設定する
時期ですが、その目標に、ダイエットや美容関連の事を掲げた方も
多いのではないかと思います。年末年始のご馳走三昧を終えた今
こそが、食生活改善プログラムの始め時です。でも、本を読む時間
はないし、何から手をつけていいのかさっぱり不明な方、一度、当
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