脱力ソロジー の日記
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健康食リレー解説 ~中華料理編③~
2015.07.09
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では、3品目。「スペアリブの香草煮込み」です。
豚の骨付きスペアリブを、ジャスミン系の香りがするソース
で煮込んだものに、刻んだ貝割れや茗荷が盛ってある料理
です。豚のスペアリブの煮込みと言えば、九州地方の郷土料理
の"とんこつ"のように、醤油や味噌を使った濃厚な味付けが
一般的ですし、自分もそういう料理でしか食べた事がなかったので、
意外な味付けでした。スペアリブを薄味で仕上げると、肉の臭み
が気になったりしますが、丁寧に下処理してあったのか、さっぱりと
おいしく食べられました。
今回取り上げる食材は、豚です。肉と言えば、主に牛・豚・鶏
の三種類ですが、この中で、夏に食べるのに最適なのは、豚
です。薬膳の世界では、牛・鶏は、身体を温める作用があるの
ですが、豚は、"平"といって、温めることも冷やすこともない食材
とされています。それに、豚肉は、"疲労回復ビタミン"と言われて
いる"ビタミンB1"が多く含まれているそうです。身体を温めること
なく、疲労を回復してくれるとなると、夏に最適なお肉ということ
になります。だからといって、食べ過ぎは禁物です。文字通り、
"ブタ"になってしまうかもしれません。