脱力ソロジー の日記
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「もったいない」はどこへやら…
2016.02.09
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先月、廃棄食品横流し問題が注目を集めました。
メディアで頻繁に取り上げられ、様々な事が報じ
られた中で、自分がものすごく気になった点が一点
ありました。それは、日本国内の食品の総廃棄量は、
世界で1,2位を争うレベルだという情報です。「それは
あかんやろ!」です。
そのニュース関連の街頭インタビューで、「期限が切れ
たら即捨てる」と、躊躇なく平然と答える人を多く目にして
自分は違和感を覚えていたのですが、日本の食品廃棄
量の情報を知った時に、その違和感の正体がわかりま
した。世界トップクラスの食品廃棄量は、食品を捨てる
事に無頓着な人がそれだけの数いる、という事実を表して
いるということです。
日本は、もったいない精神の国で、世界でMOTTAINAI
という言葉が取り上げられたりしたこともありました。でも
それは、もう昔の話になってしまっているのかもしれません。
腐ってまで食べろという話ではありませんが、そんなに食べ物
を粗末に扱う国が良い国と言えるのだろうか、そして、日本の
閉塞感や殺伐とした空気は、食品のそういう事情にも出ている
のではないかと思いました。食べ物すら大事にできない人が、
生き物や人を大事にできるとは思えないのですが…。