脱力ソロジー の日記
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宗教とか神って何だろう?
2015.03.12
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今年に入ってから、イスラム国によるテロのニュースが世界を騒がせ、
色々な媒体で宗教について取り上げられる事が多かったように思います。
日本人は、以前から無宗教の国民と言われていて、年末にはクリスマス
を祝い、年が明けたら神社へ初詣に行くという行動が、外国人からすると
とても不思議なんだそうです。日本には、八百万の神という概念があって、
木や石や色々な物に神が宿るという感覚を国民がもっているので、色々な
宗教の行事がごちゃ混ぜになった状態に、特に違和感を覚えない人が多い
という話を聞いたことがあります。いいのか悪いのかは別として、多くの日本
人にとって、宗教が日常生活に関わる事は冠婚葬祭程度で少なく、信仰心の
薄い国民という事になるのかなあとは思います。こんな事を書いてはいます
が、自分だってご多分に漏れず、宗教には馴染みの薄い生活を送っており
ます。
宗教を語る上で欠かせないのが神の存在ですが、宗教について特に意識
はしていなくても、神に関しては身近に感じるという方は多いんじゃないかと
思います。何か悩み事があったり、具体的な願い事があったりすると、神様
に手を合わせるということは、日常的に誰もがしてきた行為です。でも、その
神って一体何なんだろうか?と疑問に思う事が世の中には色々とあります。
何らかの事件・事故によって突然命を落とさなければならない人がいたり、
程度の差はあれ、人や生き物を苛めたり、周りに不快な思いをさせたりする
連中が、平然とのさばり続けていたり、そして昨日、発生から4年が経過した
東日本大震災では、考えられないような大きな損害が、何故か東北の人達
に集中して生じました。世間でのこのような事柄を見聞きしていると、神も仏
も無いんじゃないかと、理不尽な感情を抱くことが少なくありません。世の中、
勧善懲悪の物語のように、悪い事が淘汰され、良い事が永続していけばわかり
やすいのですが、きっと世界は、そんな単純にできている訳ではなく、不可
解なものの中から色々と経験し、学びとっていかねばならないという事が、
神仏の意図するところということになるのでしょう。でも、それを頭では理解
できても、心では理解できないのが、人間なんじゃないかなあと思います。
納得いかないものはやっぱり納得いかないし、腹が立つことは何をどうしよう
と腹が立つし、悲しいことはただ無性に悲しいです。結局は、人間、生きてる
限りは、泣き、笑い、憤ったりを繰り返しながら過ごしていくしかないのかも
しれません。生きてくって大変なことだなあと改めて感じる今日この頃です。
