脱力ソロジー の日記
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日本語は、ニホンゴになった!?
2015.04.12
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新聞を開けば、"コンプライアンス"やら"イノベーション"の文字が踊り、
街を歩けば、雑貨屋の店頭には"ボタニカル"、書店の棚には"ファス
ティング"の文字が並び、テレビをつければ、"ラッスンゴレライ"の大
合唱で…。"ラッスンゴレライ"はともかく、何故、"法令順守"、"革新"
と書かないんでしょうか?"植物性"、"断食"と示した方がよっぽど
わかりやすいと思うのですが…。
只今、日本各地で春の統一地方選が行われていますが、選挙において
カギとなる選挙公約は、いつの頃からか"マニフェスト"と呼ぶようになり、
今ではすっかり定着しています。他とは差をつけたいのか、"アジェンダ"
と呼ぶ党もあったりしましたが、いずれにせよ、やっぱりカタカナです。
横文字がかっこいい風潮が増しているのか、アジア内でもレベルの
低い日本人の英語力を上げようと、国が密かに画策しているのか、
真相はよくわかりませんが、カタカナが溢れすぎているような気がする
のは、自分だけでしょうか…。横文字を毛嫌いしている訳ではないのですが、
最近は、後で調べないと意味がわからないようなカタカナ語まで、当然の
ように使っていたりするので、そんなに普通に使う程、意味が通っている
言葉なんだろうか?と疑問に感じます。そんなことだから、まともに日本語
を使えないような人達が増えているんじゃないのかなあと思ったりします。
自分の日本語力は棚に上げて言っていますが、こんな風に思うのは、
時代についていけない年寄りの小言にすぎないんでしょうか…。
